6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせた行事食として近年親しまれている「夏越ごはん」。その中でも手軽で栄養豊富、さらに華やかさも兼ね備えたのがこの“雑穀入りちらし寿司風サラダプレート”です。食卓がぱっと明るくなる、和のサラダ寿司をぜひ試してみてください。
夏越ごはんに込められた意味を一皿に
夏越ごはんの3要素「雑穀米」「赤い食材」「旬の夏野菜」をすべて盛り込んだこの一皿は、見た目の美しさだけでなく、日本の伝統行事を感じられる現代風アレンジ。手軽ながらも季節の変わり目を意識した養生の知恵が詰まっています。
材料(2人分の目安)
- 炊いた雑穀ごはん(冷やしておく) ・・・約300g
- きゅうり(薄切り) ・・・1/2本
- パプリカ(赤・黄、角切り) ・・・各1/4個
- オクラ(さっと茹でて輪切り) ・・・2本
- 青じそ(千切り) ・・・2枚分
- 甘酢漬け人参(あらかじめ準備) ・・・適量
- 白ごま、刻み海苔 ・・・適量
- 梅酢ドレッシング(またはポン酢+梅肉) ・・・適量
※梅干し1粒+ポン酢大さじ2+オリーブオイル少々を混ぜても、手軽な自家製ドレッシングに。
作り方
- 冷ました雑穀ごはんを皿に広げる(寿司飯にしてもよい)
- 野菜をそれぞれ食べやすくカットし、彩りよくトッピング
- 青じそ、甘酢人参、白ごま、刻み海苔を散らす
- 食べる直前に梅酢ドレッシングをかけて完成
盛り付けと食べ方のコツ
大皿に盛って取り分けても、1人分ずつのガラスプレートに盛っても素敵です。冷たい煎茶や冷やし甘酒など、やさしい味わいの飲み物と合わせると、梅雨の疲れを癒す“初夏のごちそう”になります。
なお、野菜やごはんは別々に保存すれば翌日もおいしく楽しめるため、作り置きにも向いています。
彩り・栄養・文化がそろったこの一皿を、ぜひ6月の節目に味わってみてください。
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